結婚をすると、名前をはじめとして生活環境や周りの人からの見る目、相手との距離感など、いろいろなことが変わります。
その変化に上手く対応し順応していけるかが、これからの人生に大きく関わってきます。
その人ごとの状況によって違うこともありますが、結婚直後に起きることとその対処法を以下にまとめました。
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【1】結婚後の名前で呼ばれても反応できない・書き間違える
結婚して婚姻届けを役所に提出した瞬間から、戸籍上の名前が変わります。
好きな人と同じ苗字で呼ばれることはとても幸せで嬉しいことですが、初めは病院などで呼ばれてもなかなか反応できません。
また、結婚後には手続き書類を何枚も書くことになりますが、思わず旧姓で書いてしまうこともよくあります。
対処法としては慣れるしかありませんが、自分も周りも、名前が変わったことに慣れるには時間がかかるもの。
周りに迷惑がかかりそうでしたら、仕事上だけでも旧姓のままにするのもひとつの対処法です。
【2】役所への手続きが多く、有給休暇が減る
結婚すると、いくつかの手続きが必要になってきます。まずは婚姻届けの提出から始まり、名前と住所の変更で住民票、運転免許証、マイナンバーカード、銀行への届け出など。
これらの手続きは結婚するにあたって絶対必要なものですが、役所への提出書類が多いため、土日祝日は行えないことがほとんどです。
そのため仕事をしている人は何日か有給休暇を取得することになります。取得日数に制限のある有給休暇なのに、手続きばかりでもったいない気もしますが、仕方のないことと諦めましょう。
周りに迷惑にならない有給休暇を取得するための対処法として、結婚が決まったら周りの人に事前報告しておいたり、先を読んで仕事を終わらせておくことが大切です。
【3】喧嘩が多くなる
今まで全く喧嘩をしなかった二人が結婚したとたん喧嘩ばかりになる、という話はよく聞きます。今まで恋人だった二人が家族になるので、当然と言えば当然です。
性別も育った環境も考え方も違う二人がひとつ屋根の下で暮らすと、その生活スタイルに慣れるまでお互いの存在がストレスになり、イライラしてしまうこともあるかと思います。
このような時の対処法は、相手を思い通りにしようと思わないことです。夫婦とはいえ元は他人。自分の思い通りになるはずがないと思っておいた方が良いでしょう。
【4】結婚式、新婚旅行、新居のことでもめる
結婚は単に書類を提出するだけではありません。結婚式の内容、新婚旅行の行先、二人で住む家のこと。二人で決めなければならないことが山ほどあります。
結婚式にいたっては、半年以上前から会場を予約し、何度も打ち合わせを重ねていくものです。
よくあるパターンとしては、夫が結婚式の準備に全く協力せず妻の不満が溜まったり、こだわりが強すぎて相手がうんざりしてしまったり。
こうしたときの対処法は、どうしても譲れないところ以外は諦めることです。
結婚式であれば、式の内容、演出、衣装、引出物など、こだわりだしたらきりがありません。
二人の意見が衝突する場面があったら、まずお互いのこだわりを明確化し、その上で諦められることは相手の主張に合わせることを繰り返していけば良い妥協点が見つかるはずです。
困難を乗り越えたときには、きっと夫婦としての絆が強まりますよ。
【5】「この人で良かったのか」と悩む
結婚して一緒に生活を始めると、相手の今まで見えなかったところが見えてきます。
時には「こんな人だと思わなかった」と思うかもしれませんし、「この人で本当に良かったのだろうか」と悩むこともあるかもしれません。
対処法としては、お互い様だと思うこと。
自分と同じように相手も自分に幻滅していることがあるかもしれませんし、どんなに素敵な人でも欠点はあります。それを受け入れられてこその夫婦です。
【6】親戚に子供を急かされる
まだ結婚したばかりなのに、親戚からは「次は子供だね!」と急かされます。親戚の集まりがあれば確実に言われますし、早ければ結婚式で言われることもあります。
子供を作る気があれば笑って済ませれば良いのですが、もし結婚しても子供は作らない主義なら、こうした事態を想定して返答を考えておいた方が良いでしょう。
社会に出て活躍する女性が増えている現代、結婚後もキャリアを伸ばすため子供を持たない夫婦もいますが、昭和生まれの親世代では結婚=子供が当たり前です。
そういう方とも気持ちよく付き合っていくために、それなりの返答を用意しておく方が今後の親戚付き合いが円滑になります。
【7】それぞれの家庭の違いに戸惑う
結婚することで、今まで全くの他人同士だった家族と家族が親戚になります。
どの家庭にもその家独自のルールやマナーがありますので、最初は自分の家との違いに戸惑い、失敗することもあるでしょう。
遠距離の結婚をする人はその地域ごとの独自色もありますので尚更です。
そういうときは「自分の家ではこうだった」を押し通すよりも、相手に合わせておいた方が無難ですし、自分自身も楽でしょう。
どうしても譲れないこと以外は相手に合わせて柔軟に対処した方が、今後の人生のためです。
郷に入っては郷に従え。相手の両親や親戚には気に入られておくに越したことはありません。
結婚してすぐの頃は、相手と衝突したり失敗したり戸惑ったりすることの連続です。
そんなときに頼りになるのが両親。夫婦の大先輩である両親にアドバイスを求めれば、的確な答えが返ってくることでしょう。
結婚して何十年も一緒にいる両親の忍耐力や問題解決力には頭が下がります。と同時に、両親への感謝や尊敬が生まれます。
結婚して夫婦の問題に直面したら、自分の力で解決するのも良いですが、まず両親に相談してみることが一番の対処法と言えるかもしれません。