【危ない男性も?】婚活サイトでマルチ商法の勧誘をしてくる男性には注意

異性との出会いが少なければ婚活サイトを利用するのはとても有効な手段の一つです。婚活サービスを提供している側も、少子化の流れを少しでも食い止めたいという意思から立ち上げられているものも多いと聞きます。

 

しかし、婚活サイトには、そのような運営の意図とは裏腹に、婚活以外の目的で利用している残念な人もいます。その一つが「マルチ商法の勧誘」です。

 

マルチ商法って何?

 

マルチ商法とは正式名称を「連鎖販売取引」と言い、会員が新規会員を誘い、その新規会員がさらに別の会員を勧誘する、という連鎖により、階層組織を形成・拡大する仕組みです。

 

会員は新規会員を紹介するごとに報酬がもらえますので、自分の紹介で会員を増やそうと必死になっています。

 

強引な勧誘で親戚や友人が離れていってしまうことも多いそうで、そうした人が婚活サイトを通じて会員になってくれそうな人を探しているのです。

 

今回は、勧誘目的で婚活サイトを利用している男性の特徴を、実体験をもとにご紹介します。

 

【1】 すぐにでも会おうと誘ってくる

勧誘目的の男性は、最初はそれを隠しています。実際に会ってある程度仲が深まった頃に勧誘を開始しますので、とにかく会って話をしようと誘ってきます。

 

最初から勧誘と分かっていたら会ってもらえないことを、重々承知しているのでしょう。

 

また実際に会ってみて勧誘できないと思えばすぐに切り捨てる覚悟でいますので、一人一人に時間をかけません。すぐに会って勧誘できる人を探しています。

 

大してやり取りをしていないのにすぐに会おうと誘ってくる男性は、勧誘目的である可能性がありますので注意が必要です。

 

【2】 複数人に同時にアプローチしている

 

勧誘目的の男性は、会員になってもらえさえすれば誰でも良いので、複数人に同時にアプローチしています。紹介した人数が多ければ多いほど、本人の報酬が増える仕組みになっているのです。

 

普通の婚活目的の男性は本当に良いと思える人を厳選してアプローチしていますので、同時に連絡を取っている人数は多くても数人です。

 

何人もの女性に同時にアプローチしている人は、とにかく数打てば当たる、という理屈で動いている勧誘目的の男性かもしれません。

 

【3】 お金持ちの話をよくする

マルチ商法に嵌まる人のいちばんの目的はお金を稼ぐことです。

そしてマルチ商法は「新規会員を紹介するだけで不労所得が得られる」という触れ込みで勧誘を行いますので、勧誘する本人がお金持ちのように見せなければ説得力がありません。

 

まずは羨ましがらせ、憧れを抱かせるために、自分や仲間がどれほど充実した生活を送っているかを生き生きと語ります。

 

その上で、会員になればお金持ちになれてその仲間に入れる、と勧誘してくるのが常套手段です。

 

自分や周囲の仲間がいかに素晴らしい人生を送っているか、という話を延々とするような人は、その後に勧誘の言葉が出てこないか身構えておいた方が良いでしょう。

 

【4】 セミナーに誘ってくる

マルチ商法を行っている企業は、新規会員を勧誘するためのセミナーを定期的に開催しています。

 

表向きでは“メイクアップセミナー”や“新作スイーツ試食会”など女性が喜びそうなタイトルを銘打っていますが、実際は自社製品の販売と会員への勧誘です。

 

世間一般に出回っている商品と自社製品をあらゆる方法で比較し、その場で体験させます。ひどいものでは契約するまで帰さないようなセミナーもあるようです。

 

「入手困難なチケットが手に入ったから」など様々な文句で誘ってきますが、正体の分からないセミナーには近寄らない方が身のためです。

 

【5】 男性の仕事が「ネットワークビジネス」

 

マルチ商法の会員になっている人に仕事を聞くと「ネットワークビジネス」と答えます。

「マルチ商法」というと悪徳のイメージが強いからでしょう、実態の分かりにくい横文字の回答が返ってきます。

 

マルチ商法は勧誘活動が忙しいので会社員の副業としては成立しません。それなのに、よほど上位にいない限りはそれだけで生活できるほどの収入にはなりませんから、ネットワークビジネスの他に仕事を持っている人がほとんどです。

 

そうした人は収入が安定せず、自由になる時間も少ないため疲弊しています。そんな人と付き合っても、到底幸せにはなれないでしょう。

 

仕事を聞いたときに「ネットワークビジネス」という回答が返ってくる人には要注意です。

 

私が勧誘されたマルチ商法はアムウェイという企業のものでした。

 

後々調べてみると、マルチ商法の中でも最大手であり、世界規模で展開しているようです。会員数もとても多く、私が婚活をしていてアムウェイに勧誘されたことは1度や2度ではありません。(6つの婚活サイトを経験してきて。)

 

ごく一握りの上層部は、それだけで生活できるほどの不労所得を得ているようですが、被害者の会が発足しているほど失敗している人も多くいるのが実情です。

 

マルチ商法が一概に悪いとは言えません。それを信じて救われていると感じている人もいるでしょう。ですが、人のその考えを強要したり押し付けたり、婚活の場でそれらの勧誘をされたのでは婚活をする場としては趣旨が違います。

 

その人がどんなに良い男性に思えても、婚活サイトを利用して勧誘しなければならないほど追い詰められている、または、婚活をしようとはしていません。

 

あなたに向けられた笑顔はあなたに対してのものではなく、お客さんとしての接客の笑顔であるということを忘れてはいけません。

 

マルチ商法の男性と接触したくない場合には?

 

マルチ商法の男性と婚活サイトで接触したくない場合には、プロフィールに「マルチ商法やネットワークビジネスはお断り」と書いておくとある程度の抑止力になります。

 

勧めてくるその人たちも説得に労力が掛かる人よりも、楽に洗脳できる人を好みますから。

 

また、結婚相談所では職業の確認もありますので、そのような男性はそもそも登録できにくく、接触の機会は少なくなります。