【普通を求めるは間違い?】結婚相手の男性サラリーマンの収入はどれぐらいが普通なの?

結婚相手の男性に収入の“普通”を求めるのは間違ったことなのか?というと、そんなことはありません。

現代社会において特に若い人には、欲が無い人が増えていると言われています。

 

高望みせず結婚相手に普通を求めるのは、現代社会においては理にかなっているとも言えます。

 

では、結婚相手に「普通や平均」を求めることがどういう事なのかと、それには何が必要かを具体的に考察してみましょう。

 

【1】収入の“普通”とは何なのか。

婚活している女性からよく聞かれるのは、「普通の人でいい」という言葉。

 

では、普通とは何なのか。

辞書には「特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえであること。」とあります。

 

しかし、この“普通”を突き詰めて考えていくと、意外と自分と向き合う禅問答のようになってきます。

 

 

「普通の人と結婚したい」と口で言うのは簡単です。

 

しかし、まずは自分の中にある“普通の人”の像を具体化させておくべきでしょう。

 

 

【2】分かりやすい普通と、分かりにくい普通

一口に「普通」と言っても、単純明快で分かりやすいものと、自分ですらよく分からないものとがあります。

 

年収や身長といった数値化できるものであれば、平均値を取り「これが普通」と言えるでしょう。

 

 

しかし、顔や性格など、それ以外の部分に関しては個人個人の主観になってきます。

 

そのため、自分でもはっきりとは分からないものです。

 

 

しかし、お付き合いや結婚をするには主観でしか判断できない部分こそ重要なことです。

 

自分の譲れないラインだけはしっかりと決めておいた方が良いでしょう。

 

 

【3】“普通”の基準

他人と価値観が違うことはよくあります。

 

それと同様に、あなたの考える“普通”と他人の考える“普通”は違うということを、頭に入れておかなければなりません。

 

 

自分と自分の周りの狭い常識だけに囚われているうちは、自分の思う“普通の人”と結婚するのは危険です。

 

もし結婚後に、相手があなたの思う“普通”から外れたときに、許せなくなってしまいます。

 

 

普通の基準は人それぞれで、簡単に決められるものではないことをよく理解してから結婚に踏み切るべきでしょう。

 

【4】現代日本の平均値

では次に、数値化できる分かりやすい普通を明確化しておきます。

 

総務省発表の国民健康・栄養調査の最新データ(平成27年度)によると…。

 

 

婚活世代である20代後半から40代までの平均身長と平均体重は以下の通りです。

 

26~29歳:身長171.7cm 体重70.3kg

 

30~39歳:身長172.0cm 体重71.2kg

 

40~49歳:身長170.8cm 体重70.6kg

 

この世代の正社員で働くサラリーマンの平均年収は以下の通りです。(DODAエージェントサービス2016年版)

 

 

20代:374万円

 

30代:501万円

 

40代:616万円

 

顔や性格など主観でしか判断できないもの以外は、こうして数値として現状を知っておくことも重要です。

 

頭に入れておきましょう。

 

 

【5】全項目で普通・平均以上は難しい

顔、性格、身長、年収、家庭環境や車の有無など、普通や平均以上であってほしい項目を挙げていくときりがありません。

 

並みの人では、たくさんある項目を全てクリアするのは非常に困難です。

 

 

「普通・平均以上の人」を求めるとしましょう。

 

そうすると、「全項目クリア」ではなく「トータルで見て基準クリア」。

 

 

そうでなければ、良い人に巡り合う確率はぐっと少なくなってしまいます。

 

【6】自分を振り返ってみる

「身の丈に合わせる」をいう言葉があります。

 

相手に普通・平均以上を求めるのであれば、自分も同じ位置にいなければなりません。

 

 

婚活する上で、相手に求めてばかりで自分のことが見えていない人はたくさんいます。

 

婚活で良い人を探すことも大事です。

 

 

しかし、もし理想の人が現れたときに自分を選んでもらえるのか、自分のことを振り返ってみる時間も必要です。

 

 

【7】バランスで考える

人生のあらゆる場面で、バランスを取ることはとても重要です。

 

一人の人間としてのバランスもあります。

 

 

しかし、自分と相手が合わさって初めてバランスが取れることもあります。

 

人間誰しも、得意不得意があります。

 

 

全てが普通・平均以上のバランスが取れた人を探すよりも、相手の足りない部分を補い合うつもりが正解。

 

二人でバランスが取れるような人を探す方が現実的かもしれません。

 

 

【8】比べないことの重要性

“普通”や“平均”という概念は、他人と比較することで生まれます。

 

上には上がいるし、下には下がいます。他人との比較にはきりがありません。

 

 

人と比べてああだこうだ言うよりも…。

 

自分は自分という確固たる軸を持つようにした方が、婚活にしても結婚生活にしても、幸せを見つけやすいでしょう。

 

 

「普通の人でいい」と言いながら実は理想が高い人をよく見かけます。

 

数値化できる平均を求めるのは良いことです。

 

 

しかし、主観でしか判断できない部分でも「普通」にこだわりすぎると、理想の相手にはなかなか巡り合えません。

 

条件にばかりこだわってがんじがらめにならないよう、上で述べたことが少しでも参考になれば幸いです。