現在30歳になった女性です。私が前夫と離婚したのは、前夫と元義実家からの経済DVでした。
私と前夫は大学2年の頃に合コンで知り合い、2年交際してそのまま大学卒業と共に結婚しました。
前夫は大学卒業後は営業職、私は別会社の事務職に就き、お互い正社員としてフルタイムで働いていました。
お金を貯めてマイホーム貯金もある程度貯まってきたら子供を、という考えだったんです。
前夫は、付き合っている時からちょっとケチな所がある人で、でもそれは倹約家、節約好きだからかと思っていました。
しかし、結婚してからは酷い経済DVをするようになりました。
例えば、結婚して1ヶ月位は2人でアパートに住んでいたのですが、突然「実家の方が家賃も光熱費も節約できるから」と言い出したんです。
そのまま強引に元夫と元義父母、元義姉と私で暮らす事になりました。
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元夫と義父母と義姉からの経済DVにより離婚
家賃光熱費は要らないと言われていましたが、一応同居と言う事で光熱費と食費に月10万払う事も、元夫が決めました。
私もそれを払うのは妥当だとは思ったものの、元夫は「嫁の君だけ払うべき、俺は家族だから支払い権限はない」と私にだけ10万払わせます。
元義父母、元義姉も「10万でも安い方」だと、私の給料である25万全てを奪い取りだしました。
前夫も「当然だな」とそれに追随したんです。
毎月お金を全部取られているのに私には食事が用意されない、自分で作ろうとしても「勝手に使うな」と言われます。
電気ガス水道も使うと「勿体無い」と蛇口を閉められたり、お風呂に入っていると電気を消されます。
自分の部屋は3畳程の物置、何だか前夫にも愛されていない気がするし、家の掃除や家事もやらされ、精神的にも疲労していました。
何より自分のお金がないので何も買えない、食事も残り物しか食べられなくて、2年我慢したものの無理だと思って着の身着のまま、実家に逃げたんです。
そこで実家両親が前に出て話し合いをしてくれ、離婚が決まりました。
再婚しようと思ったのは癒しが欲しかったから
離婚してから1年は仕事を休職して、精神科に通っていました。
不眠症が辛くて、時々思い出してしまう辛い出来事に涙が出てしまったり、心が不安定だったのです。
でも1年休んで回復して、また働きだしてから、心に余裕が出来ました。
そこで「また恋がしたい、今度は優しい人に癒されたい」と思うようになりました。
しかし、合コンや街コンといった場所は、その頃20代後半になったという事もあって、年齢的にも行き辛いと思いました。
それよりもバツイチですから、そういう場合はあまり不特定多数の人と出会う事は向いていないのかもしれないと思ったんです。
だから、他の方法でもっと確実に婚活できないかなと行動を起こしたのでした。
高校のクラス会で同級生が「ツヴァイ」が良いよと
私が婚活で利用したのは、ツヴァイという結婚相談所です。
たまたま高校のクラス会があって、そこで同級生から「実は再婚する事になった」と聞いたんです。
私も再婚したいと思ってるんだと話すと、「ツヴァイって結婚相談所で出会ったんだ、そこがいいと思うよ」と教えてくれました。
結婚相談所ならば真剣に結婚相手を探しているだろうと思って、登録へ行ったんです。
そこでコンシェルジュに離婚理由や結婚相手の条件を伝えました。
条件は相手の男性が年齢20代後半~30半ばまで、初婚かバツイチまで、子供なし、正社員で年収700万以上、義実家同居なしです。
顔や体型はこだわらないので話が合って優しい人をとお願いしました。
あまり細かく条件を付けるとなかなか出会いのチャンスも減ると思います。
でもコンシェルジュが言うには、年齢、年収、子供がいるかどうか、同居はアリか無しかは大事なんだそうです。
私の情報や写真も登録をして、時々婚活パーティーへ参加したりして相手を探しました。
出会いは婚活パーティー
彼との出会いは、私がとある婚活サイトに登録して半年程経った頃に行った、婚活パーティーがきっかけでした。
その日はちょっと朝から体調が悪くて、でもせっかく会費も払っているしと出かけたんです。
でもパーティーが始まって10分程した頃にどうしても気分が悪くなってしまい、顔色が悪いのを察知した彼が声をかけてくれました。
そのパーティーは収入1000万前後の男性が集まる会で、彼は内科医だったのです。
「ちょっとだけ体調が悪くて」と言うと司会の方に伝え、控室へ連れていってくれて、飲み物を買ってきてくれたりしました。
ちょっとぽっちゃりしていてプーさんみたいで笑うと目が無くなる所が可愛くて、優しさにも惹かれました。
結局私の体調が戻るまで一緒にいてくれて、「パーティーはいいんですか?」と言うと「貴女の方が大事です」と言ったのです。
私はもう、この一言だけで彼を好きになりました。
その後コンシェルジュに相談して彼の連絡先をゲット
その日は会が終る少し前に体調も戻りましたが、彼から「今から参加しても何だし、送りますよ」と言ってくれました。
最寄り駅まで送ってくれて、そのまま連絡先を聞けずに別れたのです。
その後コンシェルジュに相談して、コンシェルジュを通して彼の連絡先を聞きました。
そしてデートをしてあの時のお礼を言って、彼に告白したんです。
彼は「実は僕も一目惚れでした」と言って、その日から結婚を目的としたお付き合いを初めました。
交際期間は約1年、その間はコンシェルジュに相談に乗ってもらいながら、成婚までいったのです。
現在は彼と結婚して1人息子がいます
彼と1年付き合ってこの人ならば大丈夫だろうと両親からもお墨付きをもらいました。
そして彼のプロポーズを受け入れ、現在は結婚して息子も1人います。
経済的DVをしてくる夫と離婚直後は精神的にもボロボロで、もう恋は出来ないのではと思っていました。
でもリフレッシュしたのち、心強く「きっと素敵な人が見つかる」と思っていれば、いつか叶うものなのだと感じたんです。
大学の同級生から私に対して経済的DVをしてきた元夫は、私と別れた後にまた別の女性と再婚して、やっぱり必要以上の節約を押し付けてくるため、それがダメなようで結局バツ4になったと聞きました。
私は幸せを掴めて良かったです。これもあの時にちゃんと経済的DVをしてくる男と離婚するという選択ができたからだと思っています。どうしても嫌なことからはちゃんと逃げること。結婚して幸せな家庭を築けるかどうかはこういった行動あるのみだと思いました。