※この体験談は数年前のもので、現在のサービスの料金体系が変更されているため、当時の話になります。ご了承ください。現在の正確な料金体系を知りたい方は、公式サイトをご覧ください。
私は、30代も半ば(36歳)になり、周りの友人がどんどん結婚し始め、気が付くと会社では40代の先輩に続くお局になってしまい、これではダメだと思ったことが婚活のきっかけでした。
でも、30代ともなると、ちょっとハイソな結婚に憧れた私は、会社帰りにみかけたオシャレな美容院へ行く途中でたまたま通りかかった結婚相談所でした。場所はオシャレな表参道。どんなところだろうと早速スマホで調べてみると、やっぱりハイソ系の結婚相談所のようでした。
詳しくwebサイトで調べてみると、やはりかなり高条件の相談所ですごく興味が湧いてきました。最初のきっかけはまさに好奇心ですね。どんな人がいるんだろうという気持ちでした。
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初めてのカウンセリング
結婚相談所の経験もなかったのですが、ほんとに行ってみたいとおもったので、とりあえずはwebサイトから資料請求をしてみることにしました。するとすぐに電話があり、カウンセリングのお誘いがありました。
どんなところか、見てみるくらいはいいかなと思い、翌週にさっそくカウンセリングの予約をとりました。そして実際のカウンセリングを受けてみると、本当に夢のような男性会員の高条件に驚きました。
平均年収が1,000円以上、医師や弁護士、有名大学卒の方などとてもたくさんの方が登録されていると説明されて、興奮してしまったとしか言いようがないのですが、初回でカウンセラーさんの話を聞いてみて、入会しました。
サンセリテ青山活動
婚活が始まって、早速困難に気が付きました。
通常であれば、婚活ともあれば女性優位なのかと思いきや、やっぱりここは男性優位ですね。当然と言えば当然、分かっていたことではあったのですが、あそこまでは思いませんでした。
毎月、プロフィールが送られてくるのですが、もちろんお申し込みをしてもお断りばかり、しかも向こうからのお申込みなどは、待てど暮らせど届くかず。
数か月活動して、お会いしたのはたった一人でした。しかも、その一人のかたも1度お会いしてダメになってしまい、結局1年活動して、実際に会えたのは本当に数人で、しかももちろん収穫無しで期間満了でした。
活動してみての反省
この経験でかなり自分の悪いところが発見できました。もちろん結婚相談所自体に問題がないとは思いませんが、やはりあまりにも自分の考えが甘かったと思いました。
まず一つ目は、この年齢でハイソな高級系の結婚相談所は無理だと思いました。女性はせいぜい20代のうち。しかもできれば20代前半か中盤での利用がベストです。また容姿や学歴など自分のスペックも良く知るべきです。
私の場合、すべてが月並みで、どう考えても取り立てて良いわけでもないですから、これで30代ともなれば誰の目にもとまる訳がないでしょう。
採算
結局、私はこの1年の活動で、なんと数十万円という高額なお金を浪費しました。入会費や月会費以外にも、写真撮影やお見合い申込料など、ともかくお金が掛かります。本当にショックなのですが、これも良い勉強料になったと思います。
無駄ではなかったけど、それにしても痛い出費でした。特に私が数人と会ってきてダメだと思ったのは、お見合い成立で1人1万円もかかることです。しかも後で見ると男性の方のほうがずっと会費が安いのです。
※「申し込むだけで1万円」の部分が、「申し込む前に掛かるもの」というご指摘があり、見方によってはそう捉えられてしまう点を考慮し、「お見合い成立で」という表現に変更しています。
利用者からすれば、お見合いごとにお金が掛かることには変わりないため、筆者が伝えたい内容に特に影響するものではありません。
高級系の結婚相談所は避けた方が良い理由
私がこの活動をへて得た教訓がいくつかあります。
一つ目は、30歳をすぎたら、婚活市場ではもう売れ線ではありません。自分の価値をある程度良く知るべきですね。少なくとも30歳をすぎたら、高級系の相談所はやめておくのが無難です。
医者や弁護士などの高収入の旦那が欲しいと欲張らず、しっかりと現実を見つめるべきでしょう。
二つ目は、結婚そのものにも少し現実的になるほうが良いと思いました。
結婚は、やはり条件だけでするものではないので、高条件だからといって幸せになれるとは限らないということです。
三つ目は、結婚や結婚相手、あるいは将来のことについて具体的な希望をもってから活動したほうがよいということです。
あまりにも漠然となんとなく結婚したいと思って始めても、結局私は何がしたいのか、と最終的に自分の希望条件とは何かと向き合う羽目になります。
ならば、最初から目標や希望、どうなりたいのかはメモなどをして明確にしておきましょう。
このような経験で、30代になって婚活をするなら、どんな生活や生涯をこれから歩みたいのかということが、ベースになります。そのためにはどんな人と共に暮らし、歩むのが良いのかということを考えるのが必須になりそうです。