【海外では結婚は違う?】国際結婚と離婚率などオーストラリアと日本の結婚観の違い5選

国が違えば、文化も違う日本とオーストラリアの結婚事情。

真面目な日本人からするとオーストラリア人の自由な恋愛に驚くことも多いです。今回は筆者の経験から、そんな日本とオーストラリアの驚きの結婚観の違いに焦点を当ててまとめていきたいと思います。

 

【1】オーストラリアでは浮気は当たり前?!

オーストラリアでは、奥さんご認定の奥さん以外の2人目の彼女を持つ旦那さんもいます。
日本では浮気は絶対タブーとされていて、旦那さんが堂々と彼女を作ってデートに行く様子が周囲にバレれば、日本では奥さんの立場がなくなるだけでなく、旦那さんはもちろん周囲から冷たい目で見られるのは想像がつきます。

 

オーストラリアでは浮気はあくまでも浮気で、奥さんが1番、彼女は2番という優先順位さえしっかりしていればOKの様子。皆が皆同じ恋愛スタイルをとっている訳ではないので、奥さん一筋の一般的な家庭を築く家族も多いです。でもオーストラリアの恋愛スタイルは、本人同士がハッピーで問題なければ問題ナシなんです。

 

周囲の目線を気にする日本人には理解しにくい感覚ですが、オーストラリアで大切なのはあくまでも「自分がどう思うか」なので、周囲から冷たい目で見られたとしても自分が納得していれば問題ないのです。

 

【2】離婚率が日本より高い

これも形にこだわらず、自由な恋愛が認められているからこその結果かもしれませんが、やはり離婚率も日本より高いです。金銭的な縛りも日本ほど強くないため、日本のようにある程度仕事が安定して、安定した収入があって貯金ができてから結婚という過程をオーストラリアのカップルはスキップしてしまうこともあります。

 

お互いが好きだと思ったら結婚、子供が出来たら結婚するのはごく自然なことで、カップルが上手くいかなくなったら離婚するけど、離婚後も友達のような関係性にも戻るだけで子どもに毎週会いに来て家族で出かけたりする光景も見られます。

 

離婚後は関係性がギクシャクしてしまう夫婦をよく見る日本からすると、オーストラリアはイージーゴーイングというかお気楽社会というか、うらやましいような、自由過ぎるような印象を持ちます。

 

【3】国際結婚は特別じゃない

原住民のアボリジニを除いて移民の力が強いオーストラリアでは、異文化に対する受け入れもスムーズで、国籍や言葉の壁はあっても気にしない人が多いように感じます。

 

両親が国際結婚でオーストラリアに住んでいるという人も多く、見た目がアジア人でも実はアメリカ人だったり、オーストラリア人だったり、見た目が外国人でも実はアジア国籍だったりと見た目だけで国籍を判断するのは難しく、そもそもどこの国籍出身かは人間関係を作る上でそれ程大きな壁にならないのもオーストラリアの受容性の良さです。

 

なので外国人を外国人扱いする風潮もなく、スムーズにネイティブの輪に入っていくことが出来ます。なので国際結婚の割合は都市部で特に、非常に高くアジア人の女性と白人男性がデートしている姿をよく見かけます。

 

オーストラリアは気候も安定しており、収入も高いため世界でも住みやすい国として有名で、その他の海外から移り住もうと考えている人も多いです。そのためビザ目的で結婚するという結婚詐欺も流行しました。

 

オーストラリア国籍の人は結婚するというたてまえでパートナーから貯金をせびり、その後連絡を絶つというパターンや、そもそも結婚に興味はなくビザが欲しいために少し年配のオーストラリア人を誘惑して結婚に持ち込むというものです。

 

そのため最近では政府の取り締まりも厳しくなり、現在は結婚ビザ取得のために70万必要となっています。ここ数年でも年々値上がりしていて、今後いくらで結婚出来るのかは政府のみぞ知るといった感じです。

 

【4】街中ではいつもラブラブ

オーストラリアの自由な恋愛観は街中でも見られます。カップルがハグしたりキスしたりするのは若いカップルに限らずお年を召したカップルでも同じことで、一緒に手を繋いでデートしている姿を見るとほほえましく思ってしまいます。

 

新しく恋愛を始めるのもいくつになっても遅くなく、40代、50代の人でも公園で堂々とデートしていたりします。

公共の場での必要以上のスキンシップははしたないとされる日本の文化からは驚きの町中ラブラブっぷりです。彼氏彼女がいない一人身のひとにはなかなかつらい環境かもしれません。

 

【5】結婚記念日は一大イベント

結婚したら毎年結婚記念日はパーティです。特に結婚30周年と50周年は一大イベントで、家族で集まって食事を一緒に食べたり、夫婦で旅行に行くカップルも多いです。

 

結婚して子どもが出来ると落ち着いて「カップル」という印象が薄れてきてしまうのが、日本の夫婦のように思います。感情をオープンにしない日本の夫婦だからこそ大切に出来るものもありますが、いつまでも愛情表現豊かにお互いを思うオーストラリアの夫婦も魅力的ですね。

 

オーストラリと日本の結婚観の違いの最後に伝えたいこと

日本とオーストラリアでは結婚観が違えば、夫婦になった後のお互いの扱い方も違います。

 

強い恋心は胸に秘めていくことが美しいとされる日本の文化とは正反対な印象を受けますが、違った形の愛情表現でもお互いを思う気持ちはどの国のカップルも同じですね。