私が利用した結婚相談所は「ノッツェ」というところでした。仕事でインターネットを利用することが多く、サイトを観覧しているとPRでよく出てくるので、なんとなく名前を覚えていました。場所は新宿にあるビルの1角でした。
ノッツェを利用したのは4年ほど前になりますが、離婚後シングルマザーとして子育てをしてきましたが、神戸の震災以来、やはり誰かと一緒に暮らしたいと思い始めていました。
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再婚せずに一人で生きている女性も多いらしい
しかし、日常に追われてただ忙しい子育ての日々を過ごしているだけで、ネットなどで知り合うのも怖いし、なかなか良い方と巡り会う機会もありませんでした。再婚というのはテレビとかではよく聞きますが、周りでは離婚された女性のほとんどの方が再婚せずに一人で生きておられました。
しかし、子供を連れて旅行などに行くと、お父さんとお母さんと子供達の仲よさそうなところを見ると、私も家族団欒が欲しいと切実に思っていました。ちょうどそのころ、熟年の再婚というのがニュースとかに取り上げられたり、そういう結婚相談所で知り合って結婚したという方がテレビに出たりしていました。
ネットで調べると、結構高額の入会金がいるようで、シングルマザーの私には到底手が出ないと思っていました。ところがある年、ちょうどアラフォーという年回りと税金の還付が多かった年だったので、この際結婚相談所もいいかもと思い、ネットで度々目にしていたノッツェさんに話だけでも聞きに行ってみることにしました。
結婚願望はシングルマザーの方が強い
話だけでも聞きに行こうと思ったのですが、やっぱり腰が引けてしまい、友達で独身の人がいるので、彼女を誘って行ってみることにしました。彼女も遊びのつもりで喜んでついてきました。
しかし、シングルマザーの私の結婚願望の方が、実家で独身を謳歌している彼女より、高かったみたいです。何不自由なく暮らしている彼女を見ていると、結婚イコール経済なのかもしれないと思ったりしました。
カウンセラーさんは明るい中年の相談員
相談所はとても明るく、カラフルなお部屋で、個別になっていました。そこへ、これから私たちのカウンセラーになるという40代くらいの女性がとてもユーモアたっぷりに明るく対応してくれました。
そして、ものすごく分厚いファイルを5冊ほど持ってきてくれました。こんなにいっぱいお相手がいらっしゃるので、絶対に気にいる方が見つかりますよ、とおっしゃいました。二人で1時間ほど探しました。その時、私は容姿でなんとなく4、5人選びましたが、彼女は年収と仕事で選んでいました。やはり人によって判断が違うものだなあと思いました。
相手によって会費の金額が違う
そのあと、その結婚相談所のシステムなどを聞き、料金についてもお話がありました。女性の場合25歳以下だと安いんですね。そして、相手に医師や弁護士を選択すると特別に莫大な費用がかかりました。つまり年相応で普通の方しか私には紹介できないということです。お金が全てなんですね。もともと医師、弁護士は25歳以下の女性しか申し込めないようなシステムだったのですが、なんかしっくりきませんでした。独身の彼女は、高すぎると言って引いていました。
パーティなどにも参加できるようですが、私の年齢からは40〜70歳くらいの男性だということでした。私は年下でもいいんだけど、と思ったのですが、そういう選択肢はありませんでした。
話がうまいので騙された感じで契約
そのあと、カウンセラーさんの独壇場で、自分も独身でシングルマザーで、いい出会いを待っているというのです。そして、あなたなら、多分いろんな方からメッセージをいただけると思うなど、とても口がうまくて乗せられてしまいました。
そして、とにかくお写真だけでも撮りましょうといわれ、私だけ写真を撮ってもらいました。彼女は拒否していました。最初からその気はないので、まったく口車に乗らない感じでした。私は自分もシングルマザーなので、高望みをするわけではないので、普通に5人まで紹介してもらうという30万円のコースなら払えるかなと最後には思っていました。そして、結局契約してしましました。
30万円は藻屑と消えました
入会後、インターネット経由でいろいろな方からお話が来ているということでしたが、どの方も自分が思っているような方ではなく、まったく次の段階(会うとかデートするとか)に進まず、結局退会しました。最初のカウンセラーさんからはその間1本の電話もありませんでした。
もし、アドバイスなどをいただけたら、もう少し考えたかもしれませんが、フォローがまったくありませんでした。税金の還付なので、あぶく銭と考えれば仕方がないのかもしれませんが、あの時の30万円、今あればなあとつくづく思います。
もし、結婚相談所を探すのなら、親身になってくれる相談所をじっくり探すことが必要だと思います。